自分の目的を叶えるためのボスマネジメント術の5つのコツ&注意点

2021年2月24日に主催させていただいたセミナー営業マネジメントと組織論」は、多くの方に参加をして頂きました。大好評だったセミナー内容を要約しましたので、営業マネジメントを実施する際にお役立てください。この記事では、第4部の「ボスマネジメント」について分かりやすく解説します。

ボスマネジメントの基本

まずは、ボスマネジメントについて分かりやすく解説します。

ボスマネジメントとは

ボスマネジメントとは、仕事で成し遂げたい目標を達成するために上司を動かすマネジメント術です。部下が上司に対して能動的・戦略的に働きかけることで、より良い上司との関係性を構築できます。上司と信頼関係を築くことができれば、仕事が進めやすくなったり、実現したいことを支援してもらいやすくなったりします。

上司と信頼関係を築くことができなければ、部下が上司の都合を合わせて、自分の気持ちを押し殺して、やり過ごさなければいけません。そのような事態に陥らないためにも、ボスマネジメントを行いましょう。

ボスマネジメントの目的

ボスマネジメントの目的は、自分が実現したいことを支援してもらうことです。それぞれ、仕事で実現したいことは異なるでしょう。

例えば、自身の能力開発の機会を得たい人や、ある程度の決裁権限を任せてもらうことで、主体的に仕事を進めたいと考える人もいます。このような希望を叶えるために、上司と信頼関係を築いて支援をしてもらうことを目的にボスマネジメントが行われます。希望する働き方を実現できたとき、ボスマネジメントも目的が達成されたと認識して良いでしょう。

また、ボスマネジメントは、仕事で実現したいことを叶えるだけではなく、働きやすい職場環境をつくるためにも行われます。

補足:リモート営業で見直されるボスマネジメント

 リモート営業でもボスマネジメント術は、基本的に変わりません。しかし、リモート営業で大きく変わったことが2つあります。

1つ目は、上司にアプローチをする機会が減ったことです。同じ空間で働いていれば、コミュニケーションを交わさなくても、働きぶりを見てもらえました。リモート営業でデジタルツールを導入していればば、活動量を可視化することはできます。しかし、上司と会話する機会は圧倒的に減ります。そのため、リモート営業では、より積極的にアプローチをしていかなければいけません。

また、リモート営業で変わったことの2つ目は、上司の時間が取りやすくなったことです。役員であれば、連日アポイントが入っており、移動時間に多くの業務時間が割かれていました。

しかし、リモート営業で移動時間が減ったことから、役員の方の時間が取りやすくなっていいます。そのため、リモート営業で能動的にボスマネジメントしていくことで、上司と距離を深めていくことができるでしょう。(※例えば、上司がSNSをやっている場合は、SNSの発信をチェックしてみるなどが挙げられます。)

ボスマネジメントの5つのコツ

ボスマネジメントの重要性を理解できた後は、実際のボスマネジメントのコツを押さえておきましょう。

1.ボスの状況を汲み取る

基本的に上司は、自分のことを頼ってくれる部下の力になりたいと思っているでしょう。しかし、上司もさまざまな都合を抱えています。業務で手が離せない時に相談を持ち掛けられてしまうと、感情的な指導になってしまう恐れがあります。このような事態を招かないためにも、ボスの状況を汲み取るようにしましょう。

ボスの状況やニーズを汲み取り、相手が何をして欲しいのかを考えながら行動していくことで、信頼関係が築けていきます。自分の意見を述べる前に、上司が居心地良く感じられるには、どのようにフォローしていくのかを考えていくと、上司から支援を受けやすくなります。

2.ボスの好みを把握する

人間関係の構築には、相性の問題も出てきます。しかし、上司の好みを把握して趣味嗜好を合わせることで、良好な関係を築くことができます。自分自身に合わせてくれて、距離を縮めようと努力する部下を可愛がりたくなるのは必然的な気持ちです。

また、企画やアイデアを練る際に、上司の好みや傾向を研究しておくことで、アイデアが採択されやすくなります。上司の好みを把握してポイントを押さえておけば、信頼を勝ち取ることができます。

3.的確に「報告」「連絡」「相談」をする

人間関係で信頼関係を築くための基本的ルールですが、小さな約束を守りましょう。また、「報告」「連絡」「相談」を怠ってはいけません。上司の業務は部下をマネジメントして、組織全体で掲げる目標を達成することです。

上司は、さまざまな業務を兼務していますが、組織全体の状況を理解していなければいけません。そのため、上司が分かっていない事柄が発生しないように「報告」「連絡」「相談」を的確に行うように心がけましょう。

4.積極的に自己開示をする

上司に相談を持ち掛けるときはタイミングが必要となりますが、基本的に上司は部下の成長を望んでいるものです。

秘密主義で悩みを抱え込む部下を気に掛けているものの、上司はさまざまな業務に追われて、多忙な日々を過ごしています。そのため、自発的に頼ってくれる部下を可愛がってしまうのです。

上司から気にかけてもらうことを望むよりも、現在の悩みや仕事で実現したい目標などを積極的に自己開示していきましょう。自己開示をしておくことで、チャンスが得られる確率を高めていけます。

5.「信頼」と「信用」を積み上げていく

 仕事で実現したいことを応援してもらうためには「信用」と「信頼」を積み上げていく必要があります。

信用とは過去の実績から信頼できる人物だと評価されることをいい、信頼とは人柄や考え方、立ち振る舞いなどに重きを置いた評価のことをいいます。信用は、過去の実績から判断する評価ですが、信頼とは未来への期待も加えられているのです。

そのため、上司と信頼関係を築いていきましょう。上司との信頼を得るためには、相手を理解して、相手の期待に応えていく必要があります。

ボスマネジメントの3つの注意点

ボスマネジメントのコツをご紹介しましたが、気をつけなければいけないこともあります。次に、ボスマネジメントの注意点について解説します。

1.相手を変えることに意識を傾けない

基本的に上司を変えることはできません。上司を変えることに意識を傾けてしまうと衝突が生じて、信頼関係が築けないだけではなく、人間関係に亀裂が生まれてしまいます。

上司と亀裂してしまうと、仕事で実現したいことがあっても応援してもらえなくなり、希望する部署に配置転換などの機会も得られません。その結果、職場で働きづらくなってしまいます。そのため、ボスマネジメントの目的を理解した上で、取り組みましょう。

2.相手を知りセルフマネジメントをする

ボスマネジメントとは、上司に対しての理解を深めて、信頼関係を築くためにセルフマネジメントをしていくことをいいます。

上司の仕事の目標は何なのか?上司の強みや弱みを把握して、部下としてサポートできることはないのか?ボスの好みを知り、提案書や報告書を作成してみるなどを試みることで、上司との信頼関係が築けてきます。自分が仕事で実現したいことを応援してもらうためにも、まずは、上司を知り、セルフマネジメントを行っていきましょう。

3.ボスの評価はいつも一定ではないことを理解する

上司は平等に評価しようと努めますが、評価の仕組みによっては本人の好き嫌いが反映されてしまう場合があります。状況や環境によっては、時間をかけた分の効果を発揮してくれる部下を高く評価をしたり、自分自身を頼ってくれる部下を可愛がったりします。このような上司の考えや感情を抜きにしても、各従業員に与えている仕事内容が異なります。

各自の仕事内容が異なれば、評価される項目が変わってきて当然です。このように、上司からの評価が平等にならないことを自覚できれば、ボスマネジメントの重要性を実感できるようになるでしょう。

まとめ

 今回は、ボスマネジメントについて分かりやすく解説しました。上司と信頼関係を築くことで、自分が実現したいことを支援してもらいやすくなります。最後に、ボスマネジメントのコツと注意点について、おさらいをしておきましょう。

【ボスマネジメントのコツ】

  • ボスの状況を汲み取る
  • ボスの好みを把握する
  • 的確に「報告」「連絡」「相談」をする
  • 積極的に自己開示する
  • 信頼と信用を積み上げていく

【ボスマネジメントの注意点】

  • 相手を変えることに意識を傾けない
  • 相手を知りセルフマネジメントをする
  • ボスの評価はいつも一定ではないことを理解する

いかがでしたでしょうか?とくに、年功序列の働き方が崩れてきたため、ボスマネジメントは、益々重要になってきます。ぜひ、仕事で実現したいことを叶えるためにも、ボスマネジメントに取り組んでみてください。

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